MEO対策でインバウンド集客!飲食店が対策すべきMEOのインバウンド対策とは?

「Googleマップで見て来ました」
飲食店を経営していて、こう言ってくれるお客様が増えているとしたら、MEO対策がうまく機能しているサインです。逆に、まだそういう声が聞こえてこないなら、Googleマップ上での集客機会を取りこぼしている可能性があります。
飲食店にとってGoogleマップは今や集客の最前線です。
地域のお客様だけでなく、近年は訪日外国人(インバウンド)がGoogleマップを使って飲食店を探すケースも急増しています。
本記事では、飲食店特有のMEO対策のポイントと、インバウンド客を取り込むための具体的な施策を解説します。
MEO対策の基本的な仕組みを先に把握したい方は、MEO対策の全手順をあわせてご覧ください。
飲食店のMEO対策が重要な理由
飲食店はMEOと最も相性がいい業種のひとつ
「近くのランチ」「〇〇駅 居酒屋」「〇〇市 ラーメン」
こうした「今すぐ食事したい」という検索は、来店意欲が非常に高い状態で行われます。飲食店を探しているユーザーは、候補を絞ったらすぐに来店する可能性が高く、MEOで上位表示できれば集客に直結しやすいのが特徴です。
弊社の調査では、新しい店舗を探す際に「毎回またはほとんどGoogleマップを使う」と答えた人が63.7%にのぼり、「口コミ・評判」を重視すると回答した人は69.1%でした。飲食店はこの傾向が特に顕著な業種です。
訪日外国人もGoogleマップで飲食店を探している
インバウンド需要が回復・拡大するなか、訪日外国人の多くがGoogleマップを使って飲食店を探しています。
食べログやホットペッパーは日本のユーザーには定着しているものの、外国人旅行者にはなじみが薄く、世界共通のプラットフォームであるGoogleマップが主な情報源になっています。
自信が外国へ旅行に行った場合のことを想像してみてください。
地域の情報やその国特有のプラットフォームなどわかるはずもなく、
Googleで検索して、自分の国の言葉で口コミが書いてあったら、それを信じてお店選びをするのではないでしょうか?
日本への訪日外国人も同様です。
飲食店のMEO対策:基本の5つのポイント
①カテゴリとキーワードの設定
Googleビジネスプロフィール(GBP)の「メインカテゴリ」は、Googleが「どんな業種の店舗か」を判断するうえで最も重要な設定です。
飲食店の場合、「レストラン」「ラーメン店」「居酒屋」「寿司店」など、自店の業態に最も合ったカテゴリを選びます。「飲食店」という大きすぎるカテゴリより、業態を具体的に示したカテゴリのほうが関連性が高く評価される傾向があります。
また「サブカテゴリ」も設定できるため、メイン以外の強みとなる業態や料理ジャンルを追加しておきましょう。ビジネスの説明文やメニュー名にも、上位表示したいキーワード(例:「個室あり」「ランチ営業」「テイクアウト対応」など)を自然に含めることが大切です。
②メニューの登録と充実
飲食店のGBPには「メニュー」機能があり、料理名・説明・価格・写真を登録できます。
メニューが充実していると、ユーザーが「この店で何が食べられるか」を来店前に把握できるため、来店意欲が高まります。またメニュー情報はGoogleの関連性評価にも影響するため、キーワードを含んだ料理名や説明文の登録が有効です。
価格帯の情報も「属性」として設定できます。価格帯表示はユーザーが店舗を選ぶ際の判断材料になります。
③写真の戦略的な運用
飲食店において写真は集客に直結する要素です。
弊社の調査では、Googleマップで店舗を選ぶ際に「写真」を重視すると答えた人は62.5%にのぼりました。Googleマップの一覧でサムネイル表示される写真が魅力的かどうかで、プロフィールを開いてもらえるかどうかが変わります。
特に効果的な写真の種類として、下記のようなものがあります。
- 看板メニューの料理写真(明るく・盛り付けが映えるカット)
- 外観写真(昼・夜・雨の日など複数)
- 店内の雰囲気写真(テーブル席・カウンター・個室など)
- スタッフの笑顔が入った写真(親しみやすさを演出)
写真は定期的に追加・更新することでGoogleからの評価も高まります。月に数枚のペースで継続することを目安にしてください。
④口コミ収集の仕組みをつくる
飲食店は他の業種に比べて口コミが集まりやすい業種です。来店直後の満足度が高いタイミングで口コミをお願いする仕組みを作ることが重要です。
効果的なアプローチとして、会計時に「Googleマップの口コミをいただけると嬉しいです」と声をかける、QRコードをレシートや卓上POP・メニュー表に印刷する、LINE公式アカウントを導入してフォロー来店後にメッセージで依頼するといった方法があります。
口コミが来たら必ず返信することも忘れずに。返信の内容にお店の特徴やキーワードを自然に入れることで、関連性評価にもプラスに働きます。
口コミの正しい集め方はこちらの記事でも解説しています。
⑤投稿機能の活用
GBPの「投稿」機能は、Googleマップ上でお知らせや最新情報を発信できる機能です。
週1回程度のペースで、季節のおすすめメニュー・ランチタイムのお得情報・イベント告知・新メニュー紹介などを投稿しましょう。投稿本文に狙いたいキーワード(「〇〇市 ランチ」「テイクアウト 〇〇」など)を自然に含めることで関連性評価が高まります。
インバウンド対応MEO:外国人旅行者を集客する施策
訪日外国人の集客を意識する飲食店には、通常のMEO対策に加えてインバウンドに特化した対応が有効です。
Googleマップのビジネス名を多言語で登録する
Googleマップでは、ユーザーの端末言語設定に応じて店舗情報が表示されます。ビジネス名を英語や中国語でも登録しておくことで、外国語で検索した外国人旅行者にも正しく店舗名が表示されやすくなります。
設定方法は、Googleマップ(パソコン版)から自店のGBPにアクセスし、Googleの言語設定を英語に変更した状態でビジネス名に英語表記を入力します。中国語なども同様の手順で設定できます。設定後は必ず言語設定を日本語に戻すことを忘れないでください。
なお、カテゴリはユーザーの言語設定に応じて自動翻訳されるため、カテゴリの英語表記を個別に設定する必要はありません。
自動翻訳されない箇所には英語を併記する
GBPの情報のうち、Googleが自動翻訳してくれない項目があります。具体的には、ビジネスの説明文、投稿の本文、メニュー名・商品説明などです。これらは日本語のまま表示されるため、外国人ユーザーには内容が伝わりません。
インバウンド集客を意識する場合は、説明文に日本語と英語を併記することが効果的です。「本格江戸前寿司 / Authentic Edo-style sushi」のように、料理ジャンルや店舗のこだわりを英語でも表現します。
機械翻訳を使う場合も、「炭火焼き」「こだわりの和牛」など専門用語はニュアンスが変わりやすいため、可能であればネイティブチェックを行うことを推奨します。
写真にインバウンドを意識した情報を加える
外国人旅行者がGoogleマップで飲食店を選ぶとき、写真は特に重要な判断材料です。料理の見た目でどんな食事ができるかを直感的に判断するため、写真の充実は集客に直結します。
インバウンド向けに意識したい写真の工夫として、メニュー写真に英語の料理名とアレルギー情報を添えることが効果的です(例:「Tonkatsu / breaded pork cutlet, contains gluten」)。
また、外観写真は「どこから入ればいいか」が分かりやすい昼間のカットを代表写真に設定すると、初めて来店する外国人旅行者の不安を和らげられます。キャッシュレス決済対応のPOPや英語メニューが置いてある様子の写真なども、対応状況を伝える有効な手段です。
外国語の口コミへの返信方法
インバウンド客が増えると、英語・中国語・韓国語などの口コミが届くことがあります。外国語の口コミへの返信は、同じ言語圏の旅行者に「この店は外国人にも丁寧に対応してくれる」という安心感を伝えます。
返信の基本パターンとして、日本語と英語の短文を併記する方法が現実的です。たとえば「ご来店ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。 / Thank you for your visit! We look forward to welcoming you again.」のように、シンプルな返信テンプレートを用意しておくと運用しやすくなります。過度に長い機械翻訳文は違和感を生じやすいため、短くても誠実な返信が効果的です。
外国人旅行者に口コミをお願いする
外国語の口コミが増えると、同じ言語の旅行者がその口コミを参考にするため、インバウンド集客の好循環が生まれます。来店した外国人のお客様が「楽しんでくれている」と感じたタイミングで、英語のひと言で口コミをお願いしてみましょう。
「Could you share your experience on Google Maps? It would mean a lot to us!」のような一言を添えたQRコード付きPOPを英語・中国語・韓国語で用意しておくと、言葉のハードルを下げながら口コミを依頼できます。
キャッシュレス決済の整備と情報登録
外国人旅行者の多くはキャッシュレス決済を利用します。クレジットカード(Visa・Mastercard・American Expressなど)や、中国人旅行者が多いエリアではAlipay・WeChat Payへの対応も集客に影響します。
GBPの「属性」設定で対応している決済方法を登録しておくことで、Googleマップ上でそのまま決済情報が表示されます。「現金のみ」と思われて来店を敬遠されるリスクを減らせます。
飲食店のMEO対策でありがちなミス
営業時間の更新を怠る
弊社の調査では、Googleマップで困ったこととして「営業時間が最新でない」が51.1%と上位に入りました。
特に飲食店はランチ営業・ディナー営業・定休日の変更・年末年始などの特別営業など、営業時間が変わりやすい業態です。GBPの「特別な営業時間」機能を使って祝日や臨時休業も事前に登録しておきましょう。
写真を一度登録したまま放置する
開業時に写真を登録したままずっと更新していないケースがあります。
古い写真が表示されていると「今もこのメニューがあるの?」「リニューアルした?」と混乱を招くことも。季節メニューや新メニューの写真を定期的に追加することで、情報の鮮度もGoogleからの評価も高まります。
口コミへの返信をしない
口コミへの返信は、ユーザーへの誠実さを示すだけでなく、Googleからの評価にもプラスに働くとされています。
特に低評価の口コミへの対応は重要です。感情的にならず、事実に即した丁寧な返信を行うことで、「誠実に対応する店」という印象をほかのユーザーに示せます。
口コミの代行・購入・特典付き依頼
「口コミを書いてくれたら割引します」「代わりに書いてあげます」といった行為は、Googleのポリシー違反であり、アカウント停止のリスクがあります。
口コミは必ず「任意で正直な感想を書いてもらう」形で収集してください。禁止事項の詳細はこちらの記事で解説しています。
よくある質問
食べログやホットペッパーへの掲載とMEO対策はどちらが優先ですか?
どちらかに絞るなら、MEO対策(Googleマップ)を優先することをおすすめします。
Googleマップは無料で運用でき、日本人・外国人を問わず使われているプラットフォームです。食べログ・ホットペッパーは国内ユーザー向けに強い一方、掲載費用がかかります。まずGoogleマップを整備してから、予算と状況に応じてポータルサイトへの展開を検討するのが合理的です。
インバウンド対策をするには英語が得意でないといけませんか?
基本的な多言語対応はシンプルな英語表現で十分です。
返信テンプレートをいくつか用意しておけば、英語が得意でなくても対応できます。翻訳の質が心配な場合はDeepLなどの翻訳ツールを活用し、短い文章で誠実に対応することを心がけてください。
競合の飲食店がMEO対策をしていない場合、すぐに上位が取れますか?
競合が対策していない状況では、比較的早期に上位を取れる可能性があります。
ただしGBPの基本情報整備から始めて、投稿・口コミ収集を継続することが前提です。「少しやって終わり」では効果が出にくいため、継続的な運用を前提に取り組んでください。
テイクアウト・デリバリー対応を強調したい場合はどうすればいいですか?
GBPの「属性」でテイクアウト・デリバリー対応を設定できます。
また説明文や投稿でも「テイクアウト可能」「出前対応」などのキーワードを入れることで、それらを探しているユーザーに訴求できます。Googleマップには「テイクアウト」や「デリバリー」でフィルタリングする機能もあるため、属性の設定は特に重要です。
まとめ
飲食店のMEO対策は、地域のお客様とインバウンド客の両方を取り込める施策です。基本的なGBP整備に加えて、写真・口コミ・投稿の継続的な運用が集客に直結します。
インバウンド対策としては、ビジネス名の多言語登録・説明文への英語併記・外国語口コミへの返信・外国人向けQRコードPOPの設置・キャッシュレス決済情報の登録が主な施策です。大げさな準備は不要で、できることから少しずつ整えていくことが重要です。
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