GoogleマップのライブビューとAIナビを使いこなす方法|来店率を上げる写真・情報整備の実践ガイド

GoogleMAPライブビュー機能サムネ
執筆者
島田拓也|株式会社FINEXT代表
MEO・WEB集客コンサルタント

「せっかくGoogleマップで検索してもらったのに、入口が分からなくて帰ってしまった」

そんな経験をしているお客様が、あなたの店舗にもいるかもしれません。

Googleマップには、こうした「来店直前の迷い」を解消するAR(拡張現実)ナビ機能が搭載されています。

  • ライブビュー
  • イマーシブビュー
  • 没入型3Dナビ

これらの機能は、ユーザーが目的地を探す体験を根本から変えつつあります。

本記事では、これらの機能の仕組みと使い方、そして店舗オーナーが今すぐ取り組むべき対策を解説します。

Googleマップの進化全体についてはGoogleマップが進化しすぎている件【2026年版】もあわせてご覧ください。

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目次

ライブビューとは|スマホをかざすだけでARの矢印が道案内

機能の概要

ライブビューは、Googleマップの徒歩ナビ中にスマートフォンのカメラを起動すると、現実の風景にAR(拡張現実)の矢印や案内情報が重なって表示される機能です。

2019年から搭載されており、現在は多くのAndroid・iOS端末で利用できます。

Googleマップが収集したストリートビューデータとデバイスのカメラ・GPSを組み合わせることで、現在地を視覚的に判断し、進むべき方向を画面上の矢印でリアルタイムに表示します。

地図と現実の景色を見比べて判断する必要がなく、スマートフォンをかざすだけで直感的に目的地へ向かえます。

使い方

STEP
GoogleMAPを開き、「経路」から徒歩でルート設定を行う

Googleマップで目的地を設定し、「経路」をタップして徒歩モードを選択します。

ナビ画面の下部にあるライブビューアイコン(画像赤丸部分)をタップするとカメラが起動します。

周辺の建物・道路・看板にカメラを向けてGoogleマップに現在地を認識させると、画面上にARの矢印と案内が表示されます。

なお数メートル歩くと画面が暗くなる仕様があり、これは歩行中の安全を考慮した設計です。

STEP
「開始」をクリックし、外観を移すと利用開始

初回は画像のような画面が表示されます。内容を確認し、「開始」をタップ

STEP
ライブビューの開始

画像のように景色に案内の矢印が表示され、迷うことなく目的地に向かうことができます。

インドアライブビュー|駅・ショッピングモール内にも対応

ライブビューは屋外だけでなく、対応した駅・ショッピングモール・空港などの屋内でも使えます。

東京都交通局が都営地下鉄大江戸線の都庁駅に導入するなど、国内でも対応エリアが拡大しています。複雑な構造の大型施設内でも、カメラをかざすだけでフロア案内・出口・目的地への経路がARで表示されます。

店舗オーナーにとってライブビューが意味すること

ライブビューが普及することで、「来店前の迷い」による機会損失が大幅に減ります。

特に影響が大きいのは、路地裏・ビルの2階以上・商業施設内・駅から出た後に入口が分かりにくい立地の店舗です。

従来は「場所が分かりにくい」という理由で来店を諦められてしまうケースがありましたが、ライブビューがあれば駅を出てすぐに矢印が案内してくれるため、初めての来店ハードルが下がります。

しかし、ライブビューの恩恵を最大限に受けるためには、店舗側の準備が必要です。

ライブビューがナビの最終地点に到達したとき、ユーザーが「本当にここで合っているか?」を確認するのは、Googleマップ上に登録されている外観写真と店舗情報です。

写真が古い・少ない・入口が分かりにくい状態では、ライブビューで近くまで来ても最後の一歩で離脱されるリスクがあります。

今すぐ取り組むべき対策として、昼・夜・雨天時など複数の外観写真を登録すること、入口・看板・ビル名が分かる写真を追加すること、GBPのビジネス説明に「〇〇ビル1階」「〇〇駅北口から徒歩2分・右折してすぐ」のような具体的なアクセス情報を記載することが挙げられます。

イマーシブビューとは|来店前に「3D下見」される時代

機能の概要

イマーシブビュー(Immersive View)は、店舗・観光地・エリアを3次元で確認できる機能です。

ストリートビューの画像データとAIを組み合わせることで、建物の外観・周辺の街並み・エリア全体の雰囲気を立体的に把握できます。

ユーザーは住所や口コミだけでなく、「どんな雰囲気の場所か」「実際に行ったらどんな景色が見えるか」をGoogleマップ上で事前に確認してから来店判断をするようになっています。

なおイマーシブビューは現在すべての地域・施設で対応しているわけではなく、対応エリアは順次拡大中です。

店舗に与えるインパクト

イマーシブビューが広まることで、お客様が「立体的な下見をしてから来店する」ことが当たり前になります。これは店舗の第一印象が視覚情報で完全に決まるということを意味します。

  • 古い外観写真しかない
  • 店内写真が少ない
  • メニューや施工事例の写真がない
  • 営業時間が実際と違う

こういった状態では、3D下見をしたお客様が「なんか不安」と感じた瞬間に離脱し、競合に流れてしまいます。

ユーザーは不安を感じた瞬間に別の店舗へ移動します。

店舗ページはもはや「情報を載せる欄」ではありません。

来店前にお客様が体験する「デジタル上の店舗入口」として設計する必要があります。外観・内装・料理やサービス・スタッフ・入口・駐車場・周辺の様子まで整っている店舗は、ユーザーの背中を押して来店につなげやすくなります。

没入型ナビゲーション(Immersive Navigation)|3D表示でナビが劇的に分かりやすくなる

機能の概要

2026年3月にGoogleが発表した「Immersive Navigation(没入型ナビゲーション)」は、これまで2Dだったカーナビを3D立体表示へと刷新する機能です。

従来のGoogleマップナビは平面の地図で経路を表示していましたが、この機能では高速道路の複雑な分岐点・細い路地・分かりにくい交差点が立体的に表示されます。

「どちらのランプを降りればいいか分からない」
「この交差点を右折だったか左折だったか分からない」

こうした運転中の迷いが大幅に減ります。

現在の提供状況と日本展開の見込み

2026年3月時点では、アメリカとインドのスマートフォン版(Android・iOS)で先行展開中です。

他の国・地域への展開も計画されており、日本への展開も見込まれています。

日本展開のタイミングは公式に発表されていませんが、この機能が使えるようになる前にGBPの情報・写真・アクセス情報を整備しておくことで、展開後すぐに来店率向上の恩恵を受けられます。

店舗オーナーへの示唆

Immersive Navigationが普及すると、「ナビで迷わず目的地に到達できる体験」が当たり前になります。

これはカーナビの精度向上という以上に、「目的地として選ばれた店舗まで確実に案内してくれる仕組みが整う」ということを意味します。

逆に言えば、Googleマップ上で存在感が薄い店舗【口コミが少ない・写真が古い・情報が薄い【はそもそも目的地として選ばれないため、3Dナビの恩恵を受けられません。

ナビの進化が来店率を上げるのは、「まず目的地として選ばれている店舗」だけです。

音声AIナビ|運転中でも会話だけでルート変更できる

2026年にかけて展開が拡大しているのが、Googleマップのナビ中にGeminiへ直接話しかけられる機能です。

  • 「目的地までの渋滞情報を教えて」
  • 「有料道路を使った最短ルートに変更して」
  • 「途中でガソリンスタンドに寄りたい」

運転中でも会話するだけでナビが更新されます。

この機能は「移動中の思いつき来店」を増やします。

「近くに評判の良いラーメン屋はあるか」という音声クエリに対してGeminiが候補を提示するとき、その回答に登場するのはGoogleマップ上で評価が高く・情報が充実している店舗です。

スマホのアプリ設定でGoogleマップのマイクをONにしておけば、Geminiマーク(画像赤丸)をタップしてONにしておくことでいつでも音声相談ができます。

来店率を上げるために今すぐやるべき写真・情報整備

ライブビュー・イマーシブビュー・3Dナビの普及を踏まえると、GBPの写真と情報整備は「あったほうがいい」ではなく「なければ来店機会を失う」レベルの施策になっています。

外観写真は複数・最新のものを

昼・夜・入口付近・看板が見える角度など、複数の外観写真を登録しましょう。特に「この外観で合っているか?」をユーザーが確認するための写真が重要です。開業時に登録したまま何年も更新していない写真は、外装のリニューアル・季節の変化・看板の変更などで実際の外観と乖離していることがあります。定期的な更新を習慣にしてください。

入口・アクセス情報を詳細に記載する

GBPのビジネス説明・投稿・写真のキャプションに、入口の場所・フロア・最寄り駅からの具体的な経路を記載しましょう。「〇〇ビル2階、エレベーターを出て左」「〇〇駅北口から徒歩3分、コンビニの隣」のような具体的な表現が、ライブビューで近くまで来たユーザーの最後の不安を解消します。

店内・サービス・施工事例の写真を充実させる

イマーシブビューでエリアの雰囲気を確認したユーザーが次に見るのは、店舗ページの写真です。内観・料理・サービス風景・スタッフ・駐車場・施工事例など、「来店したらどんな体験ができるか」が伝わる写真を揃えましょう。写真が多く・新しく・具体的な店舗ほど、3D下見をしたユーザーの背中を押せます。

写真の整備とあわせてGBP全体の対策手順を知りたい方はMEO対策の全手順をご覧ください。

まとめ

ライブビュー・イマーシブビュー・没入型3Dナビ——これらの機能によって、ユーザーが「場所を見つけて来店する」体験が根本から変わっています。

路地裏・ビル内・分かりにくい立地の店舗ほど、ライブビューによって来店ハードルが下がるという恩恵があります。

一方でその恩恵を受けるためには、GBPの外観写真・入口情報・アクセス詳細が整備されていることが前提です。
また、イマーシブビューで3D下見をしたユーザーに選ばれるためには、店内・サービス・雰囲気が伝わる写真の充実が必要です。

「自社の写真や情報が十分かどうか確認してほしい」「来店率を上げるための対策を相談したい」という方は、無料個別相談でGBPの現状診断を行っています。お気軽にご相談ください。

この記事で紹介した機能に関連する詳細記事はこちらです。

監修
株式会社FINEXT WEBマーケティングチーム

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島田 拓也のアバター 島田 拓也 代表取締役

株式会社FINEXT 代表。信用金庫での法人営業・マネージャー、IT・SaaS企業での営業・マネージャー経験を経て独立。埼玉・千葉の中小企業向けに、MEO対策・SNS運用・ホームページ制作などWEB集客支援を行う。
地域企業の強みを活かしたWEBマーケティング支援を得意とし、これまで多数の店舗・企業のGoogleマップ集客やWEB問い合わせ増加をサポートしている。

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